- ホーム
- ›観光
- ›富岡製糸場と絹産業遺産群
- ›荒船風穴
荒船風穴
自然の冷気を利用した日本最大規模の蚕種貯蔵施設。富岡製糸場が繭の改良運動を始めた際には、試験飼育用の蚕種を預かるなどの協力を行いました。
歴史
画像提供:群馬県世界遺産推進課
高山社で学んだ庭屋千尋がこの地に冷風の吹き出し場所を見つけ、その父静太郎が1905(明治38)年から1914(大正3)年にかけて、気象学、養蚕、土木専門家の指導を得ながら「蚕種貯蔵風穴」を建設しました。
これにより、古代から年1回だった養蚕が複数回可能にし、生糸増産に貢献しました。国内40道府県をはじめ朝鮮半島からの蚕種を貯蔵し、昭和10年頃に電気による冷蔵が普及するまで活躍しました。
見どころ
画像提供:群馬県世界遺産推進課
- 「夏でも冷気が吹き出す石積み」
-
周辺の岩の隙間からは夏でも2°C前後の冷風が吹き出しています。この冷風を利用するために、石積みを築きそこに土蔵造りの建屋を設けました。現在は石積みだけが残されています。
今も操業当時と変わらぬ冷風環境が維持され、肌を通じて史跡を体感することが出来ます。
見学について
見学 冬期(12月~3月)は見学不可。風穴内部は見学禁止。
解説員が駐在し開設している時間 9:00~16:00(予約不要)
荒船風穴は自然地形を生かした遺跡のため、山腹に位置し駐車場からも高低差のある坂道を往復します。歩きやすい靴や服装でお出かけください。また、土日祝祭日の交通規制など、交通事故防止・史跡保護のため見学規制のある場合もございます。
詳しくはこちら 群馬県下仁田町HP「見学について」
ホテルからのアクセス
-
関越自動車道藤岡JCTから信越自動車道下仁田ICから約50分
「荒船風穴への行き方」 -
〒370-2626 群馬県甘楽郡下仁田町南野牧甲10690-1外
問い合わせ: 下仁田町ふるさとセンター
TEL:0274-82-5345