第1回 2011年11月6日開催リポート
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水上高原ホテル200の亀井料理長が、フランスボルドー地方のワイン5種にふさわしいディナーを用意し、「みなかみキュイジーヌと美酒の夕べ」が開催されました。
メインディッシュのシェフこだわりの赤城山麓牛のビステッカには「シャトー・デュクリュ・ボーカイユ1975年」を合わせ、このワインの持つ力強さと調和のとれた果実味、そしてエレガントさが、赤城山麓牛の旨味と脂身の甘みとマッチして、素敵なマリアージュをお楽しみいただけました。
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厨房では、シェフが料理を仕上げていきます。
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ディナーは、ワインや料理の解説を聞きながら、終始和やかな雰囲気で進んでいきました。
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アミューズ 「3種のフォアグラ」です。
左から「フォアグラロワイヤル」、「フォアグラソテーとコンフィチュール」「月夜野リンゴとフォアグラのサラダ」になります。
この料理には、貴腐ワイン「ドゥルト・ソーテルヌ」を合わせました。
華やかな香りを感じる、エレガントな甘口のワインです。
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2品目のアミューズ 「タスマニアシートラウトのコンフィー」です。
軽くスモークしたシートラウトを、レホール(西洋わさび)とビーツの泡ソースで、お召し上がりいただきました。
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3品目のオードブル 「海の幸と山の幸 キャビアの宝石箱」です。
色々な食材を使用した、まさに宝石箱のような前菜でした。
こちらのオードブルには、「キュヴェ・ロワイヤル クレマン・ド・ボルドー」というスパークリングワインを合わせました。
清涼感のある口当たりが、海の幸や山の幸とマッチしていました。
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4品目のパスタ 「猪のラグーとポルチーニ茸のパッパルデッレ」です。
「上州のおっきりこみ」というウドンに似た生パスタを香り豊かなイタリアのキノコ(ポルチーニ)の入った猪のソースでお召し上がりいただきました。
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魚料理です。新鮮な平目を海水・昆布・若干のハーブでブレゼ(蒸し煮)しています。
素材本来の旨みが出た、優しい味わいです。
繊細な味わいの魚料理には、「シャトー・マルジョス・ブラン2009年」を合わせました。
果実味と酸味のバランスが良い、こちらも繊細な味わいです。
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メインディッシュの前の肉料理、「仔鳩のアロースト」です。
独特の風味を持つ仔鳩をじっくりと丁寧に焼き上げたシェフ自慢の一品です。
お客様からも絶賛でした。
この仔鳩のアローストには、構成のしっかりとしたワイン「シャトー・ピュイゲロー2007年」を合わせました。
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メインディッシュの「赤城山麓牛のビステッカ」です。
お肉には古代ジュラ紀の塩「ジュラシックソルト」を使用しています。
椎茸と25年物のバルサミコ酢が入ったボルドーワインソースとのバランスが絶妙でした。
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デザートは2品です。
先ずは、「洋ナシのデクリネゾン」です。
グラニテ・コンポート・ムース等の色々な味を楽しんでいただけました。

続いては、「マロンのスフレ カシスのジェラート添え」です。
ふんわりと焼き上げたスフレと甘酸っぱいのカシスのジェラートがマッチしたデザートでした。
過去のイベント報告
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