第7回 2014年11月19日開催リポート
イタリア名門ワイナリー『ウマニ・ロンキ』のミケーレ・ベルネッティ氏をお迎えして
~極上イタリアワインとフレンチのフレイバー香る、みなかみイタリアンのマリアージュ~
時間 | 第7回2014年11月19日 18:00~ |
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会場 | 水上高原ホテル200 11F 「レストラン藤原」 |
料金 | 12,000円(税込 お料理 お飲物代込) |
今回は、イタリアの名門ワイナリー『ウマニ・ロンキ』の社長“ミケーレ・ベルネッティ”氏を招聘しての『ウマニ・ロンキ』のワインと食事を楽しむ会となりました。
『ウマニ・ロンキ』は1955年創業の、イタリア東部に位置するマルケ州のワイナリーで、「ハイクォリティー&コストパフォーマンス」をポリシーにワインを造られています。
料理の前に、ワイナリーとワインのお話をしていただき
2014年の新酒“ジェンマート・ノヴェッロ・マルケ”で
乾杯をしました。
~ジェンマート・ノヴェッロ・マルケ~
使用ブドウ:サンジョベーゼ、モンテプルチアーノ
「宝石で飾った」という意味の、スミレ色を帯びたルビー色
ベリー系果実やリンゴの香りがする、まろやかでフルーティーな
味わいが特徴の赤ワインです。
1品目のお料理です。
左からオリーブのフライ、ツブ貝のボルケッタ
ウサギのボルケッタ、海老のフリッター
ジャコのマリネ&リゾーニのサラダ
になります。
ディナーは、ワインや料理の解説を聞きながら、終始和やかな雰囲気で進んでいきました。
2品目の前菜です。
カワハギと金目鯛のカルパッチョとテリーヌ風に仕立てた帆立貝・ズワイ蟹・大鱒になります。
ソースは、醤油のメレンゲ・煎り酒とカボス・アボカドとワサビです。
3品目の前菜は“フォアグラのコラボレーション”と題し
「フラン」と「ソテー」で仕上げております。
じゃが芋を土、ほうれん草を木々の緑に見立て
奥利根の森をイメージした盛り付けになっています。
3品目の前菜に合わせたワインが
“マキシモ ソーヴィニヨン・ブラン ボトリテス・チネレア”です。
貴腐ワインになります。
~マキシモ ソーヴィニヨン・ブラン ボトリテス・チネレア 2010年~
使用ブドウ:ソーヴィニヨン・ブラン
“マキシモ”とは、「最大」という意味のイタリア語。その名の通り、非常に希少でマルケ州のワイン醸造の歴史において特異な存在の貴腐ワインと言われています。
4品目はパスタになります。
『野菜のラザニア』です。
ほうれん草で緑色、チーズの白色、トマトで赤色とイタリアを表現しております。
ソースには、群馬県の名産“上州麦豚”を使用しています。
魚料理です。
『ジャガイモのカダイフを纏った、平目とボタン海老 ブロテッドと共に』
平目の主体とした魚のすり身にボタン海老を入れ、平目・ジャガイモのカダイフを巻き、ソテーしています。
仕上げに、お客様の前でソース
(ブロテッド)をサーヴしました。
4本目のワインは、『カサル・ディ・セッラ ヴェッキエ・ヴィーニェ ヴェルデッキオ・ディ・カステッリ・ディ・イエージ』です。
~カサル・ディ・セッラ ヴェッキェ・ヴィーニェ ヴェルデッキオ・ディ・カステッリ・ディ・イエージ クラッシコ・スペリオーレ~
使用ブドウ:ヴェルデッキオ
輝く黄金色。完熟したパインや杏・桃の香り。ミントやヘーゼルナッツ・セージの香りが続きます。
ドライでアルコールの柔らかさと完璧に調和した酸味があり、エレガントさが際立つ味わいです。
『ヴェッキエ・ヴィーニェ』とは樹齢40年以上を超えた古木のことです。
6品目のお料理は『仔鳩のロースト チョコレートのソース』になります。
鳩肉は、熱を加えては休ませてを繰り返し、ジューシーに焼き上げています。
付け合わせには、芳醇な香りのするイタリア産のフレッシュポルチーニを添えています。
仔鳩の料理に合わせたワインが
“クマロ” コーネロ・リゼルヴァになります。
~“クマロ” コーネロ・リゼルヴァ 2009年~
使用ブドウ:モンテプルチアーノ
濃厚なルビー色。
豊かで凝縮感・力強ささがあり、よく熟したフルーツ香りにほのかな黒コショウ・ヴァニラのニュアンスが感じられる、バランスの取れた味わいのワインです。
メインディッシュです。
『炭火焼きにした、赤城山麓牛フィレ肉のビステッカ』になります。
ビーツのピューレ、赤ワインをベースにした熟成バルサミコのソースが添えられています。
メインディッシュに合わせたワインは、
“ペラゴ” マルケ・ロッソです。
『ウマニ・ロンキ』が造る、最上級ワインです。
~“ペラゴ” マルケ・ロッソ 2009年~
使用ブドウ:カベルネ・ソーヴィニヨン,モンテルプルチアーノ,メルロー
濃厚なルビー色。 ハーブや甘草といった香りに、黒スグリや黒コショウなどの独特な香りが融合しています。
骨格がしっかりしており、円熟したタンニンが感じられるワインです。
こちらのワインは、提供30分前に抜栓・デカンタージュしてからサーヴしました。
こちらは、チーズを練りこんで焼き上げた
『クレッシャ』という、イタリア マルケ州のパンです。
その他、熊笹のパン・フォカッチャになります。
締めのデザートは・・・
『みなかみスタイル イタリアのドルチェとフレンチのデザートの食べ比べ』です。
左から、『フレンチのフロマージュブランのムース』と
右は、『イタリアのティラミス』になります。
どちらも締めにふさわしい、デザートでした。
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